「ハウスクリーニングで、カビの汚れは落とせるの?」
湿度の高い日本の住宅は、どうしてもカビの汚れが発生しやすく、ハウスクリーニング業者である弊社アズマ工業にも、カビに関するお問い合わせを数多くいただきます。
実際、カビが発生していると不快になるだけでなく、健康面や建物に対しての実害が生じることもあり、適切な対策が必要です。
この記事では、静岡県浜松市に本社を構え清掃関連事業に120年携わっているアズマ工業が、ご家庭のカビの概要や対策について解説していきます。
目次
- 1、ハウスクリーニング業者が解説するカビの発生条件・種類・リスク
1-1. 概要
1-2. 住居内のカビの大まかな種類
1-3. 発生・繁殖の要因
1-4. カビが発生しやすい箇所
- 2、ご家庭のカビ対策・予防法(日常の対策+ハウスクリーニング)
2-1. 除湿・乾燥
2-2. 定期的な清掃
2-3. ハウスクリーニングの利用
- 3、まとめ
1、ハウスクリーニング業者が解説するカビの発生条件・種類・リスク
カビ除去の際には、カビについて理解することが重要です。
現在、世界には9万7千種類ものカビが存在するといわれており、カビの種類ごとに特徴や発生要因などは異なります。
また、カビにより危険性の高いものと安全なものとがあるため、理解したうえ適切に対処することが大切です。
1-1. 概要
カビは、真菌という菌の仲間の総称です。
キノコやチーズのように食べ物として使用される安全なものから、アレルギーやアトピーの要因となるカビ・水虫やカンジダの菌など、カビにはさまざまな種類があります。
住居にカビが発生すると見栄えが悪いばかりでなく、有害な種類もあるため、やはりお掃除などでの対処が必要です。
1-2. 住居内のカビの大まかな種類
住居内に発生するカビには、さまざまな種類がありますが、カビの色で大まかに分類することができます。
・黒カビ
空気中に浮遊しており、最もよく見かけるカビです。
毒性は強くありませんが、エアコン内に発生した黒カビを含む空気を吸い込むと、体調を崩してしまうことがあります。
住居内のさまざまな箇所に発生します。
・青カビ
青カビも黒カビ同様、空気中に多く浮遊しており、身近なカビです。
パンなど食品を高湿度の場所に放置しておくと、発生しやすいカビです。
青カビ単体では毒性は強くありませんが、他の毒性の強いカビが含まれていることもあるため、青カビの発生した食品は廃棄しましょう。
・白カビ
白カビは、青カビと似たタイプのカビで、身近な空気中・建物・食べ物の中などに存在しています。
白カビの中には、危険性の高いものも数多くあります。
・赤カビ
赤カビは、野菜を枯らしたり、人にとって有害になったりするなど、非常に危険性の高いカビです。
お風呂に発生するピンクのようなものは赤カビではなく細菌の一種ですが、この細菌も黒カビの発生要因になることや見た目が気になることなどから、清掃をしておきたい汚れです。
・緑カビ
木材や畳などに発生しやすいカビが、緑カビです。
緑カビは、吸い込むと、腹痛や下痢などの健康被害を生じることがあります。
・黄カビ
オレンジ色や黄色のカビは、ガラスやサッシなど低湿度の箇所にも発生します。
中には強い毒性を持ち、発がん性のあるタイプの黄カビもあります。
1-3. 発生・繁殖の要因
カビの主な発生・繁殖要因は、以下の3点です。
・高湿度(湿度60%以上)
・高温(20度以上)
・養分(ホコリ・食べかす・汚れ・ダニなど)
カビの種類によっては、低湿度を好む黄カビが存在する等の例外もありますが、3つの条件が揃った際には、カビが発生しやすくなります。
また、カビはいったん発生すると、一気に繁殖してしまう傾向もあります。
1-4. カビが発生しやすい箇所
住居の中には、カビが発生しやすい箇所が数多くあります。
・キッチン
カビの養分となる食べカスや油汚れが多く、高湿度であるため
・お風呂
湿度が常に高いため水分がこもりがちになり、また皮脂や石鹸カスなどがカビの養分になる
・壁面やフローリング
皮脂や生活から出る汚れなどが、カビの養分になる
・エアコン内部
エアコン内部には水が使用され、空気中のほこりやダニなどを吸い込む仕組みになっており、機器の構造上内部にカビが発生しやすい
・トイレ・洗面所など
生活のために水を使用する水回りは、常に湿度がたまりやすい
・押入れ・クローゼット
押し入れやクローゼットは日光が当たらず、扉を閉めていると湿度がこもりやすい
・窓ガラス・サッシ
窓ガラスやサッシは、結露により水分がたまってしまうことがある
2、ご家庭のカビ対策・予防法(日常の対策+ハウスクリーニング)
カビの対策をすることは、生活空間である住居を衛生的に保ち、健康被害のリスクを低減させるためにも非常に重要なことです。
この章では、日常的な予防法や、カビが発生した際の対策について解説します。
2-1. 除湿・乾燥
ご家庭でカビを発生させないためには、除湿や乾燥が重要です。
そのためには、こまめな換気と除湿機の利用がポイントになります。
特に、湿度がこもりやすい浴室・押入れ内・北向きの部屋などは、意識して換気・除湿対策することが不可欠です。
2-2. 定期的な清掃
カビの養分となるホコリ・ダニ・食べかすなどを除去するため、定期的な清掃も欠かせません。
カビは養分があると爆発的に広がることが多いため、こまめになおかつ丁寧に清掃をすることがポイントです。
丁寧な掃除によりカビの発生リスクをかなり抑えることができますが、一旦カビが発生してしまったら、住居用洗剤や漂白剤・アルコールなどを使用して掃除しましょう。
この時、建材を傷つけないよう配慮することも大切です。
また、エアコンのフィルター清掃や内部のお手入れも重要です。
フィルター清掃(2週間に1度程度のペース)と内部クリーニング(目安としては1年に1度程度)をおこない、エアコン内部のカビを室内に繁殖させないよう注意しましょう。
2-3. ハウスクリーニングの利用
カビは種類がとても多く、カビや建材の種類によって、適したおそうじ方法は異なります。
また、カビ以外にもホコリや油汚れ・ダニなど、汚れの種類はさまざまです。
誤った方法で清掃すると、汚れに対して効果がなかったりきれいに落とせないなど、カビをきれいにするのは大変です。
カビをそのままにしておくと、ますますカビが広がったり、有害な物質が家庭内に拡散するリスクがあるため、早期に対策をすることが大切です。
その対策としておすすめしたいのは、ハウスクリーニング業者に清掃依頼をする方法です。
ハウスクリーニング業者では、汚れの種類に合わせた洗剤や漂白剤を使用し適切な方法でおそうじするため、ご自身ではなかなかきれいにできない汚れであっても、きれいに落とすことができます。
キッチン・浴室・トイレ・エアコンなどご家庭内でカビが気になる箇所があれば、まずはお気軽にスケジュールや費用など、ご相談・お問い合わせされることをおすすめします。
3、まとめ
水回りやエアコン・窓ガラスなど、住居内のさまざまな箇所にカビが発生するリスクがあります。
カビの対策としては、日常清掃と湿度対策をおこない、まず発生させないようにすることが非常に効果的です。
ホコリや食べかすなど、日常のおそうじで気になる大半がカビの養分となるもののため、汚れたときにできるだけ早くきれいにすることが大切です。
もしカビが発生したら、洗剤・漂白剤・アルコールなどを使って、カビを除去します。
ただし、洗浄力の強い洗剤や漂白剤は、建材や人体にとっても有害になることがあるため、注意が必要です。
もし、ご自身では手の届かない箇所やどうしても落ちないカビがありましたら、ハウスクリーニング業者までぜひご相談ください。
静岡県浜松市にて創業120年を迎えるアズマ工業では「すべてはお客様のために」をモットーに、心から満足していただけるハウスクリーニングのサービスをご提供しております。
質の高い弊社オリジナルの研修制度を十分に受けた技術力の高いスタッフが、カビや建材の種類に合った洗剤・漂白剤を用いて、丁寧におそうじいたします。
ぜひ、お気軽にご相談ください。