「こんにちは!アズマのホームクリーニングです。今日は娘さんのご依頼で参りました。」
「娘からの・・・?」
思わぬ訪問に、少しためらいながらも笑顔がこぼれる母の姿。
お母さんが作ってくれた料理にはたくさんの思い出が重なる。
レンジフードには、その跡が残る。
「汚くてごめんなさいね。」
「いいえ、それだけお料理をされてきたんですよね。」
旅立ちの時、お母さんへの感謝を込めて・・・
そこに住まう人々の「物語」に寄り添うこと。
2023.04.01
昨今、家庭でのお掃除に関連することを取り上げた情報誌においては、時短というワードが頻出します。さらには、“ついで掃除”という言葉もよく見かけるようになりました。
ついで掃除とは、その言葉通りではありますが、あえて触れると-
・トイレで用を足したついでに便座を拭く
・洗顔のついでに洗面台と鏡を拭く
というようなことです。
「さぁ、掃除の時間だ!」と力まずに、何かのついでにサッと掃除もしてしまう、そういう風潮が生まれています。すると、それに向いたアイテムも生まれ、需要が高まります。
これらの掃除道具が生まれてくると、プロが使うそれとの違いが顕著になります。
多くの人にとって掃除道具は、さほどの違いはなく十把一絡かもしれません。けれども、頻度や用途を踏まえると大きく2分されると考えられます。
・ひとつは「汚れを落とす」道具
・ひとつは「汚れを作らない」道具
屁理屈、あるいは、取ってつけた説明のように思われてしまうかもしれません。もちろん、2分した双方の隔たりはそれほど大きなものでもなく、どっちつかずの道具もあるでしょう。それでも、素材、成分、機能などを知ると違いが見えてきます。
浴室の鏡の掃除を例にして具体例を見てみましょう。
「汚れを作らない」道具はこちら
お風呂を出る時にサッと鏡を拭いておくという“ついで掃除”です。
この場合の汚れ=鏡のウロコを落とすことになります。
少し考えると当たり前のことなのですが、用途によってこれらを使い分けるべきだと言えます。何でもかんでもプロ仕様が良いか、強力な洗剤が適しているか、というと、そうではないということです。
ついで掃除であれば、その手助けになるアイテムを使います。汚れを作らないようにすれば、それを落とする必要はなくなります。他方、できてしまった汚れに対して「汚れを作らない」道具を用いても後の祭り。そうなった時には「汚れを落とす」道具を使うか、ハウスクリーニングをご利用ください。
ひとつ補足します。
「汚れを落とす」道具は、汚れに対して強力に作用するため、使い方を間違えてしまうと、素材や人体にも影響をもたらす可能性が高まります。そのことを忘れずにご使用ください。